サウナは本気の意味で"整う"

昔、、、

というかつい数ヶ月前まで本気でサウナが嫌いでした。

「暑いし息苦しい」　

正直なんであんな地獄のような施設が温泉という娯楽施設に併設されてのか疑問でした。あの地獄のような空間でテレビを見ながら耐久をしてるオジサン達は生粋のドMで一種の自傷行為としてサウナに入ってるとまで思ってました（もはや悪口）

しかしある記事を読んでいたところサウナが整うみたいな話をしていて興味がわきました。

「嘘付けぃw整うってなんやねんw」

読み進めているとサウナ後に水風呂に入る。とありました。

おそらくサウナ界隈では普通のことだと思いますが、当時ガチモンの"サウナ童貞"だった俺にはそれまで正直水風呂が何故設置されてるのかすら疑問でした。そもそも水風呂は単体で利用するものだと思い込んでました。その当時のサウナ知識を例えるととりあえず「ち○こ！ま○こ！S○X！」って叫んでる中学生程度でしたので（恥）あの『八寒地獄』に自ら進んで入るヤツマジモンのドMだと思ってました。

そして水風呂に入ったあとイスで水分を補給しつつ休憩。

もう一回これを繰り返します。

この記事を読んで

「あんな生き地獄を繰り返すの？」

しかし俺の感性は浅かった。

すべてが"浅"すぎたことに気付かされます。

それから数ヶ月後友人に誘われサウナデビューを果たします。

入浴方法はあの記事の通りでした。（というかサウナ入ってる人はほとんどそう）

まずサウナで極限まで体を温めます。

「おいやっぱり地獄じゃねぇか」

テレビを見るのですが灼熱地獄に耐えきれずそれどころではありません。

しかし友人は平気な顔で耐久してます。

特別な訓練でもしてんのか？

仕方なく全精力を注いで合わせて耐久します。

十五分くらいしてようやくサウナの灼熱地獄から開放。

シャワーを浴びます。しかしこの時点では「きつい」という感想しか出てきません。

そして水風呂。

「もう帰ってもいいか？」

とまで思いました。

しかし入った瞬間不思議なことにいつものように寒いだけの水風呂じゃないです。体温が麻痺し気持ちよさを感じます。鼓動が加速。体がすっきりします。頭がクラクラし本当に整います。まさに天国のような水風呂でした。

ここからの休憩。夜風が気持ちよく最高に気分がいい。これが"整う"かぁ…

加速していた呼吸が落ち着いたのを待ってそして二周目。

体温感覚が麻痺しサウナが苦痛ではなくなります。

テレビを見る余裕すらありました。無限耐久できそう。（それは嘘）

そして水風呂。

絶頂。アノ感覚が押し寄せ全てが整います。

サウナはネ申。俺が浅かった。それ以降もう生粋のサウナキッズになってしまいました。コロナの流行以前は毎週のように通ってました。週によっては一週間に二回。サウナの魔術にかかってしまいました。

"整う"これほどサウナの感覚に似合う言葉はありません。本気の意味で整います。皆さんも一度サウナの魔術に触れてみてください。そしたらもうオシマイです。明日からサウナキッズです。